午後は17:45までに受付をお願いします。
2019年から3成分配合吸入薬を喘息・COPD患者さんに対して使用できるようになりました(表)。
製品名 | ビレーズトリ (AZ社) |
テリルジー (GSK社) |
エナジア (Novartis社) |
一般名 (LAMA/LABA/ICS) |
グリコピロニウム/ホルモテロール/ブデソニド (GLY/FOR/BUD) |
ウメクリジニウム/ビランテロール/フルチカゾン (UMEC/VI/FF) |
グリコピロニウム/インダカテロール/モメタゾン (GLY/IND/MF) |
適応症 | 慢性閉塞性肺疾患 | 気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患 | 気管支喘息 |
デバイス | エアロスフィア | エリプタ | ブリーズヘラー |
デバイスの分類 | pMDI | DPI | DPI |
用法 | 1回2吸入を1日2回吸入 | 1日1回1吸入 | 1日1回1吸入 |
販売開始年 | 2019年 | 2019年 | 2020年 |
LAMA:長時間作用性抗コリン薬,LABA:長時間作用性β2刺激薬,ICS:吸入ステロイド薬
喘息に対しては、日本の喘息予防・管理ガイドラインで治療ステップ3(週に1回以上、喘息のために夜間や明け方に目が覚めてしまう)から治療ステップ4(毎日、咳、息苦しいといった喘息症状に苦しんでいる)に該当する中用量または高用量LABA/ICSの投与でも喘息コントロールが不十分な患者さんに対して3成分配合吸入薬が推奨されています。
COPDの薬物療法の中心は気管支拡張薬(LAMA, LABA, or LAMA/LABA)ですが、COPDに喘息が合併するACO(asthma and COPD overlap)の患者さんにはICSの併用が必要になります。
今まで吸入デバイスを2種(ICS/LABA+LAMA or LAMA/LABA+ICS)併用で3成分を吸入していた患者さんには、3成分配合吸入薬の登場により1つのデバイスで3成分の吸入が可能になり(SITT: single inhaler triple therapy)、操作が簡便になることにより服薬アドヒアランスが向上し、疾患コントロールの改善が期待されます。
気管支喘息やCOPDに罹っていて、コントロールが不良の方はお気軽に新庄内科クリニックに受診してください。
![]() ビレーズトリ |
![]() テリルジー |
![]() エナジア |
現在、発生している新型コロナウイルス感染症に関しましては、当クリニックでは検査・診察等は行えません。
万が一に備え、感染が疑われる方につきましては、マスクの着用・手指消毒・他の患者さんからの隔離等、感染拡大防止の措置を講じさせていただきます。
【症状】
・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。
(解熱薬を飲み続けなければならないときを含みます)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
※高齢者(原則70歳以上)や基礎疾患のある方は、上の状態が2日程度続く場合。
患者さんへのお願い
発熱やせき・息切れ、強いだるさ(倦怠感)などの症状があり、新型コロナウイルスの感染が疑われる方は、直接受診する前に、必ず最寄りの帰国者・接触者相談センター(富山市保健所TEL:076-428-1152)に電話で相談し、指示を受けていただきますよう、よろしくお願いいたします。
平成26年にアレルギー疾患対策基本法が成立し、平成29年に大臣告示された基本指針に基づいてアレルギー疾患対策が進められています。
最近、胃食道逆流症(GERD)が長引くセキの原因の一つであることが徐々に明らかになってきました。また、喘息(BA)や慢性閉塞性肺疾患(COPD)といった慢性呼吸器疾患の患者さんでGERDを合併しているグループはGERDの合併のないグループに比べてセキと関連した症状スコア(LCQ)が悪いばかりでなく、COPDのコントロール状態も不良であることが分かってきました(図1)。
新庄内科クリニックでは、予約制で禁煙外来を行っています。時間帯は診療日の(1)(11:00-11:30)および(2)(11:30-12:00)の2枠です。禁煙外来を予約される際は、ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)をお試しの上、直接お電話(076-431-1253)をください。